ジェネラルサントス市のマグロ漁港を視察
6/27、スルタンクダラット州セナターニノイアキノ町のコーヒー農家訪問の帰りに、ジェネラルサントス市一泊。翌6/28、朝5時より、マグロ漁港(General Santos City Fish Port Complex)へ。
伝手が無いので入れるか心配。カガヤンデオロ市在住のBARMM地方の魚の仲買人の友人Twinkleさんに助けを求めると「スルー島からのボートのキャプテンに頼めば、船にも乗せてくれるよ」と。
漁港に入ること
↓
マグロ漁船に乗ること
へ格上げ。
ジェネラルサントス市はフィリピン国のマグロの水揚げの最大港。マグロは、インドネシア~BARMM地方などで漁獲。一部は近隣の市町で水揚げされ、トラックで運ばれてきていました。
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誰でも中に入れます、多分。 |
その他の海産物はカガヤンデオロ市へ運ばれます。それらは仲卸市場で、そこから島内の公設市場やスーパーに運ばれます。マグロの場合は、冷凍加工されマニラや日本へも輸送されています。
4時半起床。
市街地の公設市場(パレンケ)とは別なので注意。
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中心部から車で20分くらいの距離にあるFish Port |
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漁港のゲート |
5時10分頃に漁港到着。ゲートのガードマンに目的を伝えるとIDと引き換えに入港の登録フォームを渡された。若干厳しい対応だが、厳しすぎるという程でもない。帰る時に氏名や住所、訪問した人の名前とその人のサインを記入するようになっているが、あまり厳しくはチェックされない。自分の氏名、住所、面会予定者のお名前は書いたが、サインはもらっていない。形式的なやりとりのみ。
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駐車場の隣に長靴の貸し出しがある。P30/足。 |
港中を見て回ったが、BARMMのボートが来ていない。
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小型のまぐろ漁船が多い |
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インターンの内藤愛美さん。 将来日本とフィリピンを繋ぐ人材になる予定。 |
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氷霧(ダイヤモンドダスト)が朝日に照らされる |
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人力で運ぶ。 |
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大型漁船向けの施設 |
Tenpointの加工スペースを見つけた。日本橋に本社がある。
先に食堂で朝食。10軒くらいあるが魚は少ない。マグロ料理は無し。他のフィリピンの公設市場や道端食堂の朝ごはんと変わり映え無し。水揚げされた魚を食堂が購入するという商流は無いようだ。
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場内の食堂。ここには無いが市内ではいたるところでマグロ料理が食べれます。珍しい、卵や白子、ゼラチン質がプルプルしっぽの切れ端など珍しい部位が安く提供されています。 |
仲卸市場の目的は、安全に新鮮な海産物を届けることで、それ以外の目的を混ぜると、現場が混乱する可能性はある。しかしマグロ料理を食べさせる店があっても良いのでは、とも思う。
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小~中型漁船からは肩に担いで運び出す |
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30~40KGのイエローフィンツナが多い。 |
日本に冷凍マグロ加工して輸出している日系企業(本社:東京都中央区日本橋)のTenpoint社の日本人駐在員は、活気のある市場でスタッフに声をかけ、秤に吊り下げられるマグロの重量を確認しているスタッフ、エラや内臓を処理しているスタッフに目を光らせ、ご自身も尾の部分をナイフでカットし品質を1匹ずつ確認。その後、ジョギングに行かれ消えた・・・。気力・体力が横溢していらっしゃる。
戻るのを待って、ご挨拶させて頂き、お忙しいところお話をさせて頂きました。石川総領事やミンダナオ日本人商工会議所の方々も数カ月前に訪問されていることや、インターンの内藤さんも語学力などについて質問。
以下は個人的な忘備録。
・BARMMの船はあまり入ってきていない。ザンボアンガで水揚げしているのでは、とのこと。
・冷凍技術に関して、数十年前からのエタノール技術が最も早く凍らせることが出来るとのこと。
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Pagadian Cityから陸路で。他にはサランガニからも。 |
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8時くらいに清掃・撤収開始 |
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場内の土産物店。 Kabron農協のパッションフルーツ濃縮ジュースなどがおすすめ |
カガヤンデオロの仲卸人のお友達によれば「BARMMのボートは現地の天候などの関係で、ジェネラルサントスに来ないこともある。」ボートに乗る目的は達せられなかったが、普段見ることの出来ないマグロの水揚げを体感出来、日本人の方にも会えて良い機会になった。
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