スルタンクダラット州セナターニノイアキノ町のコーヒー農家訪問(3) Mr. Rey John Abas Basco

Rey John Abas Basco君が数年前に放った「Ota、もうお互いに長く知り合いだけど、一度もスルタンクダラット州へ来たことないな。コーヒーが欲しければ、スルタンクダラット州へ来い」という言葉が、心に引っかかっていた。

2025年6月25日~6月28日、スルタンクダラット州への小旅行に出かけた理由は、Rey John君の一言。この時期を選んだのは、インターンの内藤愛美さんが7/3に帰国するので、その前に経験を積んでもらうためです。

Rey John Basco君はファイン・ロブスタのスルタンクダラット州のみならずフィリピンを代表する農家。2024年、フィリピン国コーヒー品評会ロブスタ部門で優勝。スルタンクダラット州に光をもたらした。南イロコス州Sigay町と2位~12位までの入賞者が半々くらいで、誰が優勝するかは注目された。2023年も8位に入賞していたが、彼は残念がっていたとMs. Marivicから聞いた。志が高い。

2024年PCQCロブスタ部門優勝 Mr. Rey John A. Basco

26日にチェックインしたホテル(RBI Travelers Inn、1泊500ペソ)の隣が偶然にも彼の家。彼は不在ということは知っていたが、お邪魔させてもらった。設備やカフェのような部屋があり、コーヒーを出してもらい、お父さんやお姉さんと話をしてリラックス。

Rey John宅

27日、バイクの後部座席に乗せてもらい、彼の農園(SNA Brgy. Kuden)へ。遠い。ラフロードで、バイクにしがみつくのも大変。

まず、友人のJunerd Ambayさん宅で休憩。コーヒーを淹れてもらい試飲。大変美味。

Mr. Junerd Ambayの家にて


パッションフルーツは最高。お土産をたくさん頂く。

デモファームのように、様々な技術が見られるようになっている。ネスレの支援・指導とのこと。

Rejuvination 若返り
Topping 生長点を切り樹高を低くする

さらにバイクで進んだところが彼の農園。山奥深く、他の果樹や自然のままの森が残るアグロフォレストリー。

バイクをおり、ここから先は歩いた

農園内
陸稲
Rey John A. Basco

Rey John Basco君「SNAまでやって来た人に遠いけれど私の農園を見に行くか聞いても『遠いならまた次回』と言いこれまで誰も来なった。お前が本当に最初のビジターだ」

Ota「外国人だけでなく、フィリピン人も含めても最初のビジターか?」

Rey John Basco君「Yes」

Rey Johnの家から農園まで

帰りに彼は、家の設備を案内してくれた。

試験的に作った豆3KGを特別に分けてくれた。彼なりの感謝でもあろう。

せっかく来たので30KGのFine Robsutaも購入。

フルーティーな香りの生豆

数年前からの胸のつかえが取れた。


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