2025 Davao Region Chocolate Festival ダバオ地方チョコレートフェスティバルの報告
初めまして!東京外国語大学フィリピン語科4回生の内藤愛美です!
PMCEIでインターンをしています!
今回はダバオで2度目の開催となる”2025 Kasayda - A Davao Region Chocolate Festival”に行ってきました。「チョコレートの都市」ダバオで開催されるチョコレートの祭典ということで、ダバオ滞在中に行かなければ!ということで6月13日に参加してきました!
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ダバオ地方で栽培されたカカオを使用したチョコレートやカカオから作られた製品がたくさん揃っている魅力たっぷりのイベントでしたので、その様子をレポートします!
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2025 Kasayda - A Davao Region Chocolate Festival 全日程 |
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Abreeza Mallでは6/13~15 |
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Abreeza Mallのイベント予定 |
”2025 Kasayda - A Davao Region Chocolate Festival”は、ダバオ市に位置するAyala Malls AbreezaのActivity Centerで6月13日から15日の間で開催されています。
チョコレートやチョコレート製品の販売だけでなく、チョコレートの文化、創造性、革新性に関するトークイベントや、Tシャツのデザインコンテスト、チョコレートのペインティングのライブショーなどチョコレートに関連した様々なイベントが予定されています!
まず、私が今日初めて知ったことを紹介します。
ダバオ地方は「チョコレートの都市」として知られていますが、実はフィリピンの憲法Republic Act No. 11547でもそのことが明示されています。ダバオ地域が国内最大のカカオ生産地であり、米国、日本、欧州のチョコレートメーカーから注目される高品質の原料を供給している点から、正式にダバオ市を「フィリピンのチョコレート都市」、ダバオ地域(Region XI)全体を「フィリピンのカカオ首都」として認めています。また、これを踏まえてダバオ地方におけるカカオ栽培やチョコレート生産に関わる農民・企業への支援、技術支援、市場開拓を推進することも書かれています。
恥ずかしながら、ダバオがカカオとチョコレートの主要地域として国に認められていることは初めて知りました!
本日は”2025 Kasayda - A Davao Region Chocolate Festival”の1日目でしたが、金曜日だったので人混みもなく、全ての出店者とお話をすることができました!
一部の出店者を紹介します!
1.Cacao City
Cacao Cityはダバオにあるチョコレート製品専門の販売店で、ダバオ地域のローカルチョコレートを集めたセレクトショップです。
ここでは、Wit’s Sweets & Savouriesのタブレア(ホットチョコレート)を試飲させていただきました!チョコレートの風味とまろやかさがとても美味しいタブレアですが、このホットチョコレートはなんだかスパイスのような香ばしさを感じました。
お店の方に作り方を伺ってみると、なんとこのホットチョコレートはミルクを使用しておらず、砂糖、塩、胡椒、Kaffir lime leaf(コブミカンの葉)を使って作っているみたいです!
この作り方は初めて知ったので、今度自分でも試してみようと思います🎶
*コブミカンの葉:東南アジアに欠かせないハーブで、トムヤムクンやグリーンカレーなどに使用される。
2.Auro
Auroはフィリピンのカカオの木の栽培からチョコレートの製造までを手がけるブランドです。これまでに85回も国際的なチョコレートの賞を受賞している、いわばダバオの代表的なチョコレート生産者とも言えるブランドです。その製品は日本や中国を始めとしたアジア諸国だけでなく、ベルギー、スウェーデン、オランダなどのチョコレート消費大国にも輸出されていここでは、2023年のInternational Chocolate Awardsで銅賞を獲得したダバオ市のPaquibatoで栽培されたチョコレートを購入しました!
3.Aromacology
Aromacologyは敏感肌に適したスキンケア製品を展開しており、フィリピン医薬品局(BFAD)の認可も受けています。ハーブや花、果物のエキスなど天然由来の原料から丁寧に作られており、「自然」と「科学」の絶妙な融合を実現しています。
こちらでは、ダバオ産のカカオから抽出された成分を利用したボディケア製品も販売しており、今回の祭典ではそれらの健康的な肌の再生、回復、保湿を促し、抗酸化作用が期待されるカカオ由来の製品が紹介されていました。
私はここでフィリピン人のイケメンによるカカオスクラブの実演を受けてきました!片手をやってもらったのですが、もう片方と比べると肌がもっちりして健康的な色に変わっていました!
カカオのエキスが配合された天然由来の製品ということにとても興味を持ったので、ここでは石鹸を2個購入させていただきました!
4.BARBCO
BARBCO(Biao Agrarian Reform Beneficiaries Cooperative)は、ダバオ市のTugbok Districtにあるカカオ農協で、ダバオ地方でカカオを育て、チョコレート製品を製造するだけでなく、コミュニティの経済的、文化的な成長も目指しています。
BARBCOはこれまで、2021年のInternational Cocoa Awardsで金賞するなど、ダバオ地方でもチョコレートの代表的な農協として知られています。
販売担当の方に今回はどの製品がよく売れているか伺ったところ、ダークチョコレートや個装のチョコレート、果物の果肉入りのチョコレートがよく売れているということでした!
5. Hao Cacao
Hao Cacaoはフィリピン産の良質なカカオを使ったクラフトチョコレートのブランドです。ここで興味を持ったのは、砂糖ではなくモンクフルーツという天然の甘味料が使用されたチョコレートが販売されていたことです!調べたところ、モンクフルーツはカロリーゼロの甘味料で砂糖の代わりとして使われ、日本では「ラカント」の名前で知られているみたいですね!
ちなみにこのお店では、お肌を保湿し、弾力を与えるカカオバター100%の無添加保湿バター?を見つけたので、リップとして使おうと思い購入しました!
ここでは紹介しきれませんが、他にもたくさんのお店が出店されていて、どのお店も自慢のチョコレートやタブレア、チョコレート関連の製品を販売しています!
また、今回の”2025 Kasayda - A Davao Region Chocolate Festival”の開催に携わる、EJLD Tourism Consultancy ServicesのEden Josephine L. Davidさんとお話をしてきました!
まず、ダバオがチョコレートの都市として知られており、世界的にも賞を取るプロダクトがここから生まれていることに対して「とても誇りに思っている」という声を聞くことができました。また、「ダバオはチョコレートをたくさん生産しているだけでなく、品質の良いチョコレートの生産を行っている」と強調する声もあり、生産工程へのこだわりと風味の豊かさを追求するダバオの生産者への高い評価を伺うことができました。
ダバオにいるみなさんは是非、6月14日(土)、6月15日(日)に開催される”2025 Kasayda - A Davao Region Chocolate Festival”に足を運んでみてください!
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