National Cacao Congress 2024
2024年7月30~31日、セブ市のWater Front HotelにてNational Cacao Congress2024が開催された。主催はPCIA(Philippine Cacao Industry Association, Inc.)。PCIC(Philippine Cacao Industry Council)、貿易産業省、農業省、科学技術省、フィリピンココナツ庁、農地改革省、農業協同組合庁、フィリピン労働雇用技術教育技能教育庁、Agricultural Training Instituteが共催。全国から生産者、チョコレートメーカー、行政官、トレーダー、研究者ら約1,000人のカカオ関係者が参加した。
National Cacao Congressは今年で開催3年目。過去2年は主要生産地であるダバオ市で開催された。今年は、”Marketing Philippine Cacao & Chocolates"をテーマにホテルやレストランの多いセブ市で開催された。 なお、National Cacao Congress開催以前は、Kakao KoneKがフィリピン国最大のカカオの会議・展示会で同程度の規模で秋頃ダバオ市で開催されていた。(7月末は、カカオ農家は閑散期で都合が良い。)
セブ市長代理(Hon. Acting Mayor, Raymond Alvin N. Garcia) |
会議の先立ち、セブ市長代理(Hon. Acting Mayor, Raymond Alvin N. Garcia)、PCIS代表及びPCIA代表のMs. Consul Armi Lopez-Garcia、貿易産業省事務次官補(Hon. ASEC. Grace Falgui Baluyan) 、農業省事務次官のメッセージ代読同省事務次官(Hon. USEC. Cherry Marie Natividad-Caballero)が挨拶した。また、上院議員(Hon. Senator Cynthia A. Villar)がメッセージを送った。
Ms. Consul Armi Lopez-Gracia PCIC Chair, PCIA President |
Hon. USEC. Cherry Marie Natividad-Caballero, DA |
Hon. ASEC. Grace Falgui Baluyan, DTI |
2日間の主な内容は、セミナーと展示即売。セミナーでは、世界市場の主要統計データ、カカオ政策、輸出ガイド、食品認証プロセス、ブランディング等マーケティングに関わる内容の他、栽培技術、収穫後処理、各省庁及び研究機関の支援プログラムの紹介など広い範囲をカバーした。
フィリピンのカカオの生産量は10,759トン(フィリピン国家統計庁、農業省高付加価値作物開発プログラムスライド)。ダバオ地方は8,024トン、ザンボアンガ地方656トン、北ミンダナオ地方353トン、ソクサージェン地方291トンとミンダナオ島の地方が続き、5位にRegion3の256トンが入る。
カカオの地方別国内生産量 出展:農業省高付加価値作物開発プログラム |
世界の生産量では、フィリピン国は25位。1位はコートジボアールで223万トン。2位ガーナ、111万トン、3位インドネシア67万トン、4位エクアドル34万トン、5位カメルーン30万トン、以下ナイジェリア、ブラジル、ペルー、ドミニカ、コロンビアと続く。
輸出量は世界で80位。輸出額は世界で61,175,926,000USD。輸出額の多い順に、ドイツ、オランダ、コートジボアール、ベルギー、ポーランド、イタリア、フランス、カナダ、アメリカ、ガーナとなっている。先進国が加工して輸出している。
高品質なカカオをつくること、単位面積あたりの生産性を上げることが課題。
2日目には、カエタノ上院議員が来場、スピーチをしていった。「もっと農家の話が聞きたい、多国籍企業のチョコレートはあまり買わなくなった、来年も会議に参加したい」などと話し大きな拍手を受けていた。
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カエタノ上院議員入場。かなりの盛り上がり。 2000年、VSヘンゾグレーシーでUを背負った田村潔司の入場の20分の1の熱狂。 |
展示
タブレア(ホットチョコレート)のコンテストでは、Region5、Region11(ダバオ地方)、Region6から入賞。
祝 Cacao City Peoples Park, Davao City |
カカオとココナツのインタークロップ(間作)では、ココナツの地上部及び地下部の形態がカカオとあまり競合せず、また長期的にはシェードがあった方が良いということも紹介された。
その他、多くのインフォメーションが共有された。以上
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