国籍回復目指し無国籍状態のフィリピン日系2世へ聞き取り調査

2023年2/20付で、まにら新聞の1面で紹介されました。

https://www.manila-shimbun.com/category/society/news269356.html

無国籍状態のフィリピン日系2世がまだ数百名残留しています。

移民の日本人父親(1世)との父子関係、母親と父親の婚姻関係を証明する書類が残っておらず、フィリピン国は(日本国も)当時法的に父系主義で、母親の国籍が与えられなかったためです。

働き手の父親がおらず、また国籍もないため、満足な教育や医療が受けられず極貧の生活を余儀なくされ、現在2世は平均年齢が80歳を超えてきています。

記者はインターン中の中野渡さんですが、聞き取りに立ち会った石川総領事、PNLSCの猪俣氏、まにら新聞ダバオ支局として太田、マニラの編集部の方々で確認・校正。共同作業をした感があります。

歴史と2国の法律のエアポケットに落ち込んでしまった日系人の支援に、残された時間は多くありません。


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