海士町へ行ってきました (起):海士町とは
海士町へ行ってきました。
海士町は、地域おこし、まちおこしで有名。
2005年頃から、よくTVマスコミで取り上げられるようになり興味を惹かれていました。
「海外青年協力隊」の日本版「地域おこし協力隊」の方も入っておられ、何をしているのかなと。
縁
ダバオ在住の三宅・長谷川のビジネスパートナーで海士町在住の石川さんとご縁が出来ました。
なお石川さんとは週に2回(月金、朝8~10時)にZoomを繋いで各自が集中して仕事をする時間を取っています。(参加出来ますので興味があればFacebookでType A Break Fastを検索してみて下さい。)
今年一次時帰国後にフィリピンに再入国できなくなりました。
そこで「海士町に来てみませんか」と。
この機会しか無いと。
海士町とは
海士町
ネット上には、いろいろな情報があります。
首長の言葉、人柄がわかるものとして、以下は素晴らしいインタビューでした。
https://kirari38.net/town/twn010.html
要約します。
1.海士町は北海道夕張市に続いて財政破綻する懸念があった。
町長本人は元より、町役場の中堅職員、さらに区長さんの給料まで削って特に、女性(母親)と子供に手厚くした。
(記事から引用)
「徹底したカットカットで2億円を捻出して、住民に本気が伝わったんです。その2億円を未来への投資として、子育て支援などに充てましたからね。」(引用終わり)
出典 JICA研修用海士町プレゼン |
2.Iターン
Iターンとは都市部に生まれ育った人が、出身地ではない地方に移住し就学または就業することをいいます。
I=都会→地方へ一直線
I =私
I=愛
一直線という意味と、「私」と「愛」で、この地を愛してくれるならぜひ来てほしいという、地方中堅企業や自治体の、首都圏からの人材確保のために長野県庁が作ったキャッチフレーズとのことです。
このIターンの人数が多い。
島の人口約2,400人
Iターン者 400人
労働人口ではIターン者の方が多いとのこと。
受け入れを促進している町であるという特長があります。
3.CASシステムの導入
(記事から引用)
2005年に第三セクター「ふるさと海士」を立ち上げて、5億円を投じてCASシステムを導入したことです。
(中略)
議会では反対にもあいましたよ。金がかかりすぎるし、仮につくっても黒字にするのなんて無理だと言われた。だけどやった。結果、ここのところ5期連続で黒字です。白いかや、いわがきを首都圏に自信を持って届けられるようになりました。特に、いわがき「春香(はるか)」はブランド化して知名度を上げていっています。
—思い切ってリスクをとった結果、成功させたわけですが、そこは山内町長の決断力ですよね。
山内町長:トップというのは、決断と実行しかないんですよ。でもそれには覚悟がいるでしょ。危機感と覚悟ですよ。首長にそれがなければ議会にも職員にもない。だから住民にもない。そういうところが多いんですよ。(以下省略)
上のインタビューは心に残っています。
この凄みのあるやり取りを要約する力が無いのでそのまま載せました。
市場に届ける、付加価値を取りに行く、それを町のトップが決断し実行した。
地域活性化の1つの手筋、アプローチが具現化されたわけです。
なお、CAS(セルアライブシステム)冷凍は、従来の冷凍技法による食品の凍結融解に伴う食味の低下を大幅に低減することを可能にした冷凍技術のことです。
<共感した点>
現在、私達は以下の取組をしています。
①コーヒーの品質を高めて産業を育成し収入と雇用を増やす。
②農民を生産したものを売るだけから消費者ニーズに応えるように意識を変える。
③行政・民間の関係者ともネットワークを太くし課題に対応し、コミュニティ開発に連動させるようにしていく。
現実に課題を解決された山内町長の言葉には感銘を受けました。
途上国は人口が増え、経済発展の途上にあります。
海士町は、少子高齢化という状況において背水の陣で問題解決をされので、何段も困難で、それ故日本の中山間地の方針に示唆する点が多いと考えられます。
地域おこしで何が起こっているのか、また私の経験や言葉は高校生に届くのか、どんな人に出会えるか、ますます海士町行きが楽しみになってきていました。(2へ続く)
コメント
コメントを投稿