日本からフィリピンへの渡航顛末(3)

 

7/7 東京。

フィリピンへ渡航する日の朝、確定申告書類の作成。

カテゴリがわからない費目があり税務署に電話して尋ねる。

空きが出来たとのことで11時半から対面で入力できることになった。

確定申告は11:30-12:40で終了。

 

薬局で2種類の薬を買う。

1つジェネリックになり、処方した医者の確認を取るという。

想定外の時間を取られた。

 

亜良以豆(ARiSE COFFEE PATTANA)開店のお祝い。

Marivic のコーヒーを出して頂く。美味しい!!!

フィリピンの中でも華やかな風味。

ベトナムから開店お祝いの花が届いている。

負けてはいられない。対抗心に火がつく。

 

成田空港到着まで

東京駅発13:30のバスの乗り遅れ(1,000円)。

13:50の成田行き(TCAT2,800円)へ。

おかげで水天宮の郵便局からミンダナオ島のコーヒーを根研究会事務局に送る時間が出来た。

バス内:カマコンお礼3分プレゼン準備。

 

空港到着。

バスは、4F、出発ロビーに着くので楽だ。

カウンターに行く。

数名しかお客がいない。

 

チケットがないので、チェックインが出来ない。

普通のカウンターに通される。

けれど、預け荷物がない。取ってくるか?

 

1回目のNG

ANAT3のイミグレーションから、新しいIDがないと入国は出来ない、とのことでした。

太田:そんなことないでしょう。

ANA:こちらからは、そう言われているので、フィリピン側で話をしてもらってはいかがですか?

太田:退職庁にイミグレに電話してもらいます。

 

コインロッカー前に移動。

まず、メールをPRAに書く。

そのメールには添付書類としてWordで以下を作成。

パスポートのVISAページ、旧IDカード表裏写真、退職ビザ更新中(支払い済の証明)のレターの写真を挿入しPDFにしてた。バラバラに添付せず、1つのドキュメントにまとめた方が受け手に手間がなくて良いであろうと判断。

 




メールの文面は

ダバオの退職者庁

 

・成田空港にいます。

・イミグレが新しいIDカードが無いと入国させないという。

ANAには手続き中であることを示した(添付)

・イミグレに電話してくれ。

・助けて。

 

太田

 

というもの。

その後、電話する。

 

ダバオ退職庁:ハロー。

太田:ハロー

ダバオ:ああOTAさんね。(フォローアップのメールを送っていたのを覚えていてくれた)

太田:イミグレが新しいIDカードが無いと入国させないという。更新手続きはしている。

   再入国のフォローアップを頼む。

ダバオ退職庁:まあ、どうしましょう。このままでお待ち下さい。

ダバオ退職庁:New IDHelloWorldが引き取っていった。

太田:T3のイミグレに電話してくれないかな。(と具体的にして欲しいお願いをする)

ダバオ退職庁:上に聞いてみます。

 

ダバオ退職庁:XXXXに話した。

太田:T3のイミグレに電話してくれないかな。

(押し問答)

ダバオ退職庁:T3のイミグレに電話するように伝えます。

太田:よろしく。

 

 

荷物はコインロッカーに置いたままにしておこう。2つ持ってあるくの面倒。

これが後に影響する。

カウンターに戻る。

 

 

昨日予定を変更したホテル(Herald Sites)は、私の返事が無いとのことで

予約を取り消していた。

私も予約を確定させたかったが、Eチケットを発行してもらっていないため連絡が出来なかった。

 

このホテルにもう一度予約をしたいなあ。

でも時間のムダか?

 

フィリピンからの国際電話がかかる。

退職庁:あなた、更新手続きの最中なんでしょ、搭乗出来るわよ。

太田:イミグレに電話して下さい。

退職庁:(よく聞き取れない)

太田:あ、マム、名前は?

退職庁:ツーツーツー。

電話切れる。

 

メールで、新しいID写真裏表と領収書の写真が届く。

仕事が早いフィリピン退職庁。

 

これをANAに見せる。

ANA:これ写真撮らせてもらっても良いですか?

これで、イミグレに交渉します。

 

ANA:あと、そのPRAの方の電話番号を教えて下さい。

太田:この番号です。国際電話をかけてくれました。

ANA:名前はわからないのですね。

太田:はい(かけてみればわかるさ。すごい勢いで、飛行機乗れるって言ってくれるから)

 

太田、これでOKになるだろう、と思った。

フィリピンのPRAもこれでOKだと思ったであろう。

少しリラックスして成り行きを見守っていた。

 

この間に、ホテルを予約しよう。

Bayviewでいい。

Herald Suitesは取り消しになった。ホテル内に初花亭という日本食レストランがあり、隔離中も日本食が出る。しかし、あきらめる。低い確率に割く時間は残っていない。

 

以前、キャンセルしたBayviewにする。

まず、メールで予約したい旨、Check-in (本日)Check-out (7/17)を記載。

齟齬が怖い時間帯。

 

そして、電話。

太田:予約したい。

交換:待て。つなぐ。

予約受け付け:Bayviewです。

太田:OTAです。Aprilさん? 5月末予約してキャンセルした太田です。

April:ああ、はい。

太田:予約したい。

April:いつから?

太田:今夜。

A:いつまで

太田:10ナイト、17日。

A:9ナイトでなくても良いか?

太田:10ナイトで良い。あと、3食付。

A:レートは3800ペソ。以前と同じ。

太田:海の見える部屋希望。

A:希望は伝えておく。

A:あと空港ピックアップはP1,500余分にかかります。

太田:OK

 

O:あとね、まだ絶対に行けるわけではないの。揉めてて(苦笑)。

A:予約はしておく。1時間後に、メール下さい。確定 or キャンセルの連絡ください。

O:了解。では後で。

 

さて、ホテル予約が取れたところで、手続きのフォローアップに行くか。

(本来なら、ANAの方から、こちらに状況を報告してもらいたいが)

 

3回目ダメ出し

NEW写真ではダメなようです。

太田:PRAは余裕でOKだって言っていますよ。

   これ通さないと、フィリピン政府の失態になりますよ。

   

ANA:でも、その方はT3のイミグレーションのどなたと話したのでしょうか?

イミグレーションでは退職庁から電話はないと言っています。

 

太田:(ANA日本人は、退職庁の方の電話番号は聞いても直に電話はしていないのか・・・何のために俺の携帯借りて電話番号を書き写したのか。でも掛けるとは言っていないしな・・・。)

 

ANA:退職庁の方が電話をしたというイミグレの方の名前を確認してもらえませんか。

それから荷物預かりは45分で締めます。

出来る限りのことはさせていただきますが、今日の搭乗は難しいかもしれません。

 

ANA:お荷物は?

太田:コインロッカー。

名前を聞き出します。

荷物も取ってきます。

 

カウンターの近くで。

電話する。

太田:ANAからOKが出ない。

マム:そんなわけないでしょ。

太田:イミグレの誰と話したのですか?名前教えて下さい。掛け直して下さい。

マム:OK

ANAの職員は会話を聞いていて、入国の可能性を感じてくれたのだと思う。

「やりとりから内容がわかりました」と言ってくれた人がいた。

 

コインロッカー

早くも電話が鳴る。

T3のヘッドのグレンダ・アルマ(0917-847-XXXX)とDeputyのゼニス(デニズ)・ファビア-(0917-944-85XX)と話した。どっちもOKと言っている。

太田:ありがとう。

 

スーツケース2つを引き出す。

1つ延長料金を払って引き出すと、カード残高84円。

残高不足。

これからカード経由でチャージされるのに何分かかる?

こんなことで遅れるのか?

 

現金払いも出来た。

500円。

無い。

 

ショップに両替に行くか。

近くに両替機があった!

 

荷物を引き出す。

走る。

空港で、こんなに早く走ったことはない。

サムソナイトの4輪はよく滑る。カリマーの直径9cmの車輪は余裕で走りについてくる。

 

離陸30分を切った。

カウンターから、ANA2人出てきた。

ANA:名前わかりましたか?

太田:わかりました。

あれ、ノートがない。忘れてきたか?

あった。

 

グレン・アルマ。

ゼニス(デニス)・ファビア-(電話)

 

タブレットで、T3のイミグレ職員名簿と突き合わせているようだ。

グレン?、グレンダ?

ゼニス?デニス? 

少し違うが突き合わせは出来たようだ。

 

ANA:荷物置いて下さい。やれるところまでやります。

 

でも、ここから現地に電話して、スタッフ通じて、その人につなげるの待っていたら、時間かかるなあ。

 

ここで電話かかる。

退職庁:どうなった。

OTA:いや、まだ。

退職庁:You should be on  board. ANA staff did not come.

太田:?

 

退職庁:You should be on  board

Alma said ANA staff did not come her.

ANAスタッフも聞いている。

 

太田:ANAのスタッフが、イミグレのその方のところに来ていない、と言っています。

ANAカウンターにこれはまずい、という空気が一瞬流れた。

 

ANAスタッフの名誉のために言えば、

おそらくマニラのANAスタッフは、イミグレの他の職員とコンタクトをしているのだろう。いちいち一個人の入国のために、トップやNo.2まで情報を上げないことは普通に考えられる。

 

しかし、ここで少し空気が変わった。

ANA:始めて下さい

ANA:荷物持っていきます!(ホテルの、あれで)

ANA:遅くてすいません。(ANAANAへ謝る)

 

ANA:搭乗ゲートまでご案内します。

カウンターから走る。

太田:持久力のあるANA職員だなあ。見れば、靴のヒールは高い。こんな靴でよく走るなあ。

 

 

手荷物検査員:かばんの中に文房具入れはありますか。中を見せて下さい。

太田:あります。はいどうぞ。(カッター、ハサミはチェックインバッグに別に入れた。引っかかるものは無い)

手荷物検査員:(文房具の刀のお守りを見る。鎌倉の鶴岡八幡宮の御守刀、刃渡り7cm。)

       OKです。

災難厄除けのお守りが引っかかってどうする。

 

イミグレではマスク外せ。と言われる。

 

 

写真ANA靴。結構ヒールが高い。バレる。「遠いところですいません。」

いえいえ、走りながら後ろ姿写真で撮っていて、私の方こそすいません。

この方、体力はありそうだ。

搭乗口57B。本当に遠い。

 

搭乗口

ANAスタッフが5、6人。

ANA:遅くなってすいません。(ANAANAへ謝る)。

ANA:チケットのバーコードを読み取って下さい。

太田:はい。(かざす)

ANA:入られました。

太田:振り返って、送ってきてくれた方に、「私のせいですいません。最後までありがとうございました」とお詫びとお礼。

 

最後というのは、カウンター~搭乗まで付き添ってくれたという意味と、フィリピン政府との連絡を含め、最後までやってくれたという意味を込めた。

 

通路を走る。

機体までこんなに距離があるとは。

 

ANA:来られました。

太田:(連絡が行っていたか)

ANA:(笑顔で)まだお時間ありますから、急がなくても大丈夫ですよ。

 

機内にて

ホテル、仕事関連の連絡、その他チャットをしておこう。

あっ、バッテリーが切れている。

 

もう少し早くバッテリーが切れていたら乗れなかった可能性がある。

もう10分連絡が遅れたら乗れなかっただろう。

なにかに守られたような気がする。

せっかく守られたので、フィリピン、ミンダナオのために頑張ろうかと思う。

 

今回は3回もNGが出されギリギリであった。

 

 

まとめると

 現地イミグレ   搭乗NG

現地ANA   伝言

成田ANA   伝言に従うのみ

     VS

退職庁     余裕で搭乗出来ます。

現地イミグレ長 搭乗OK

太田      搭乗の意思強い。

 

正式なビザを所持し適切に更新手続きをしている私を、よくわからない理由で搭乗拒否にしていたら現地イミグレスタッフの失態になっているところでした。「ターミナル3のイミグレのヘッドが搭乗OKだと言っているのに、搭乗NOと言っている職員は誰だ」と。

そのようなクレームが回避出来たので、意思を通して良かったのだと思います。

 

本音を言えば、最初からNAIAターミナル3のANAスタッフとイミグレ職員が適切な判断を下してくれていればとは思う。コロナ禍とは言え、ANAの現地スタッフも常識を働かせて、掛け合う積極性をみせてくれればというのは望みすぎでしょうか。

 

私もコロナで変更を繰り返し、羽田から成田にチケットが変更になったところをANAさんには助けて頂いたので感謝の気持ちの方が大きいです。乗れなくても文句は言えない立場ですが、7/6に搭乗出来なかったことと7/7に搭乗拒否になったことは、別の事情なので、乗れなかった場合は後日説明を求めていたでしょう。非生産的なことをせずに済みました。電話をしてきてくれた退職庁の方に感謝です。

 

1度ならず2度も柔軟にチケット変更に応じてくれたANA予約センター、最後まで親切に対応してくれた成田ANAカウンターのスタッフには感謝しています。

 

マニラ着陸時に、アナザースカイの映像と音楽が流れてきて、この時期に渡航できる喜びを感じていました。

 

フライトアテンダントによれば、成田-マニラの乗客数は40名ほど、しかし復路便は満席でアメリカなどは経済が再び回り始めることを感じるようになってきたとのこと。

日本とフィリピンも一刻も早くノーマルに戻ることを祈っています。



到着後のホテル隔離については別途報告します。


<補足>

交渉の途中、再度ANAのカウンターへ。

先程話した方が見当たらない。

同じ制服の4~5名に囲まれ

太田:「皆さん、おきれいで、先程どなたにお話させてもらったのか覚えて居ないのですが・・・」と枕言葉でお愛想を言うも、

ANA職員:「(時間が無い。本題を直に言えと言わんばかりの強い視線を投げかける)」

視線が痛くて、話題をストレートにした。

担当が違っても指揮系統のなかで伝達されていくだろう。

ANAスタッフに対して緊急時の冗談は禁物

それに彼女ら美人で褒められ慣れしている。



コメント

人気の投稿