日本からフィリピンへの渡航顛末(1)
新型コロナ禍におけるフィリピンへの渡航の顛末
退職者ビザを所持している太田と申します。
ダバオ現地でPMCEI, Inc.というコーヒー輸出を経営しております。
調査、コンサルティング業務も行っています。
4/12に日本に一時帰国し、7/7にフィリピンに戻りました。
新型コロナ禍、5/26、7/6に搭乗拒否や飛行機に乗り損ねています。
この顛末を3回にわけて記述します。
今後、どなたかの参考になれば。
航空券はExpediaで購入。
往路 4/12(ダバオ→マニラ マニラ→羽田)
復路 5/25 (羽田→マニラ マニラ→ダバオ)
マニラにおいて10日間の隔離が要求されていたので、もともとマニラ→ダバオ便は変更する予定で購入。
後日、Expediaより着信あり。ANAの都合で、5/25に飛行機が飛ばなくなったので、片道をキャンセルするか、日程を変更するかと。翌日5/26の便に変更してもらった。
出国前にPCR検査を実施。英文で陰性の証明を出してもらう。(渡航に要求されていない)
フィリピン退職庁には、帰国前にEndorsement Letterを出してもらわなければならない。数回フォローアップしたが、返事がない。貿易産業省ダバオ地方事務所や農業省ダバオ地方事務所にもEndorsement Letterを出してもらおうかと打診はしてみたが、私の場合の監督官庁がPRA(Philippines Retirement Authorityであり、先ずそこから出して貰うように、というのが貿易産業省の回答であった。
しかし出ない。
5/26 羽田のANAへ到着。
Bカウンター。
オンラインチェックインはしなかったので、列に並ぶ。
カウンターで
ANA職員:ビザはお持ちですか?
太田:SRRVを持っています。
ANA職員:Endorsement Letterはお持ちですか?
太田:持っておりません。何度もフォローアップしましたが、フィリピン政府側から返答がないのです。
このようなメールを書いています。
また、貿易産業省にもフォローをしてもらっています。
ANA職員:確認します。PC画面の写真を撮らせてもらっても良いですか。しばらくお待ち下さい。
羽田空港4Fの寿司屋に入る。福井が本店。
これで帰国の可能性は五分五分になったと思った。(結果、渡航出来なかったので、自分の見立てが甘いことも認識させられた。)
30分後
ANA職員:外務省からのEndorsement
Letterが無いと搭乗して頂くことが出来ません。
太田:私の場合、要求されていたのは退職庁からのEndorsement Letterです。そこへの対応はできることはしました。
ANA職員:今回、渡航にあたっては、フィリピン外務省からのEndorsement Letterが発行されて、フィリピン大使館からビザが発給されるというプロセスです。
太田:そうなんですか。要求されていたのは退職庁からのEndorsement
Letterでは?
関連ページを確認する。
渡航したい者は省庁からEndorsement Letterを取得すること。なお、退職者はPRAからEndorsement Letterを取得するもの。それを持って、外務省がEndorsement Letterを発行する。
太田:2段階だったのですね。読み飛ばしました。(痛恨のミス)
ANA職員:申し訳ありません。
太田:いえいえ、私の読み間違いです。クレームをつけることは一切ありません。
あの~、すいません、FB用に残念そうにしている体で写真を撮らせてもらえませんか。
パチリ(撮影)
太田:お騒がせしました、ありがとうございます。
太田:航空券の再予約。(このあたりから気が焦って記憶が怪しい)
Expediaでは、対応が変更出来ず、全日空の予約センターへ電話。
太田:フィリピン政府の対応の遅れで、搭乗拒否になりました。
ANA:新型コロナが理由ですね。
アシスタントのMさん(受話器貸せ):新型コロナが理由です。
ANA:もう今、飛行機がちょうど離陸する時間ですが、離陸前にお話を伺ったということで本件を巻取ります。エコノミーからエコノミーへの変更が難しいので、プレミアムに変更します、追加料金も取ることはないかと思います。上に確認して折り返します。
これかからPRAを急かしてEndorsement
Letterを発行させて、外務省にEndorsement Letterを発行させるとなると、何週間、1ヶ月はかかるかも。
アシスタントM
航空券は、2週間後の6月11日発、マニラ-ダバオは6月17日で取った。
今は、コロナで柔軟な対応してくれるようになっています。
中でもANAは優秀ですね。
追加料金はかからないと言っていました。
電話応対は録音されているので、確認はできるでしょう。
この後、フィリピン大使館に泣きつく。
貿易投資部の職員Cさん
「いま、PRAは全く動いていないです。だから、メールも溜まっていて対応が遅れているのだと思います。また、PRAからのEndorsement Letterが出ても、外務省のEndorsement Letterが出るのに1ヶ月かかるかもしれません。それから大使館からビザを発行するのに1週間かかります。あと、私、もうすぐ大使館をやめることになります(声が嬉しそう)」
太田:結婚するの?
大使館員:そうです!
太田:(こういうのフィリピンらしくていいなあ)どこの国の人?
大使館員:アメリカに行きます。
太田:アメリカ人?全然嬉しくない。
大使館員:というわけで次かけてこられた時は、私はいないかもしれません。
日程は読めず大きく見直すことに。
メールで、退職庁と貿易産業省に顛末を連絡した。
貿易産業省のJeyferryさんが、いろいろフォローのメールを回してくれた。
他にも、ダバオのPRAに行ってやるぞ、観光省に口聞いてあげようか、というサポートの連絡もあって嬉しかった。
詳細な顛末をPRAに送ったが、返答が無い。
パンクしているのだろうか。
数日後、PRAや何人かの知人から連絡があった。
再入国が可能になったと。
PRAとイミグレーションは、この政策の実施を事前に知っていたために、動かなかったのだろう。
この間に私は大きな病院の検査と診察の予約を入れてしまっていたので、ANA予約センターに電話して渡航日を再変更、7/6に変更した。マニラ-ダバオは7/17とした。
もう一度ANA予約センターに電話して、7/7に変えてくれないかと頼んだが、これ以上の変更は不可との回答だった。(2)に続く。
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