嬉しかったこと(2)良い農家との出会い

2020年7月11日に産地を訪問して、嬉しかったことの2番目。
Mr. Ricardo Giturbosさん(以後「リカルドさん))に会いに標高1,700mの集落Starへ。彼は天空にいた。(標高1,500mのマリビック家から徒歩30分の距離)

2020年2月時点、試飲した中にリカルドさんのコーヒーがあった。
名前を知らず、期待もしていなかった。
甘味がありバランスも良かった。

2月、彼の生豆はMarivic家向かいのJosephine宅で、アモールら数人によって選別されていた。フルイにかけスクリーンサイズも16以上。そこまで見て合格にし購入を決めた。ただ彼の農園を見ておらず、それが引っかかっていた。
カッピングの準備をするマリアルース
昨年6位、BACOFAマーケティング、品質管理担当 (2020/2/20)

リカルドさんとリカルドさんの生豆を選別する村の女性
(2020/2/20) 後で彼女らも呼んで試飲してもらった。
頭の固いジョセフィンのコーヒーも良くなってきた。

コロナ封鎖が明け、彼の畑を訪問した。
途中1,600m地点で、アモール(上の写真の右端の女性)の旦那や子供に声がけし、1,700mへ。急坂を住民は半ば登山のように歩き、バイクはモトクロス競技みたいに上がっていく。道路脇には木を植えておかないと道が壊れるだろう。追いついてきたマリビックの息子ジョマには伝えた。自分でも植樹の時間を作るかなあ。樹種は何が良いだろう?
標高約1650m。急坂の踊り場からBalutakay地区を望む。

急斜面に踊り場があり、そこからの見晴しは良い。
もう少し歩くと、対面の尾根に綺麗なコーヒー農園が見えてくる。
さらに100m行くと洒落ゲートがあり、ジョマが「ここだ」と言って入っていった。

この農家だったか!
顔と名前が一致しなかったけれど、1年前に会話し、生豆が余っていたら買いたいと思っていた人だ。(焼きとうもろこしを食べながら話をした。)
向かいの尾根の整列したコーヒー樹も彼の農園だ。
標高は、1,600-1,700m。

リカルドさんは、白い雲、青い大地と海をバックに、人参を間引いていた。
「優しい人だよ」とジョマ君は説明した。

早く手を動かし続けている。
その様子を見て、彼のコーヒーで良かったと思った。

天空をバックに作業をするリカルドさん。
野菜(ニンジン)とコーヒー樹(1年目)のアグロフォレストリー。

一応、今いるコーヒー畑を下りて対面のコーヒー農園を確認しにいった。畑に細流があり、深い溝を掘り、尾根と尾根の小川につながっていった。下草は綺麗にされている。

恐竜時代を思わせる大きなシダ植物が残っている。

営業資料を作成するため少しインタビューした。
50才で、28、27, 23, 15歳になる4人の子供がいる。
マリビックの義理の母親の姉妹がこの方の奥さんであることも知った。
セブ市からかなり小さいときにわたってきたらしいが、口ごもったので、追及はしていない。コーヒー樹は3,000本ある。3年前に植えたばかり。
乾燥は、マリビックの家の向かいの乾燥台で行ったとのこと。
日本の方へは「購入してくれてありがとう」とメッセージをくれた。

標高が高くなると甘味が強くなる傾向にあるので、是非感じ取ってもらいたい。

1,600m より上は急坂がある




コメント

人気の投稿