封鎖中にMt. Apoから野菜・コーヒー生豆を配送してもらいました

5/5 (火)Mt. Apoからの野菜の直販トラックにコーヒー生豆も積んでもらった。
コーヒー生産者農協(BACOFA Coop)は、農業省ダバオ地方事務所(DA RFO XI)からトラックを供与してもらったが、それが野菜の直販にも役に立っている。

日中、連絡がない。
今日は来ないのかと心配になったが、夕方連絡が入った。

マリビック組合長:「太田、今フロッグカフェにいる。お前の生豆と野菜置いて行っていいか」
太田: (明日、そこまで出向いて積み込み、また戻ってきて降ろすのは二度手間。今、農民は朝早く山を出て長距離を移動し疲れている。けれども、もう一息頑張ってもらおう。そこからここまで車で15分の距離だ。無理をしてもらおう。)
「こっちまで持ってきてくれないか」
マリビック組合長:「もうすぐ外出禁止時間になる」
太田: 「こっちまで持ってきてくれるとありがたいなあ。貴方の持っている生産者用パスは強いでしょ。」
マリビック組合長:「わかった。」
・・・・・10分後・・・・
太田:やはり疲れているかなあ。まだフロッグカフェにいるようだったら、そこに置いて行って帰ってもらおうかな。そして明日出向くかなあ・・・。
太田:「いまどこ?」
マリビック:「向かっている」
太田:「ありがとう」

バランガイのチェックポイントにいるFrontlinersに事情を話す。
太田:「もう6時で外出禁止時間だけど、農民がMt. Apoから来るんだ。彼らは農業者用のパスを持っている。外で待たせてもらうよ」

17時58分、BACOFA Coopのトラック到着。
運転手はマリビックの旦那のDoiさん。


トラックの中のマリビックが体温を測定される。

住宅地を走るBACOFAのトラック

このパスがあれば、市町の境界を超えることが出来る

野菜とコーヒー生豆到着



コーヒー生豆は448KGが届けられた。生産者は、Mr. Ricaldo Giturbos(300KG, Natural)、Ms. Criszalyn Casanes (100KG, Natural)。48KGは、Ms. Rosemarie Rufecio。
生産者Mr. Ricaldo Giturbos (左) と選別者たち。
彼の畑は標高が最も高い集落にある約1,650m

Brgy マナガのバルタカイ地区では下の集落から惑星の名前をつけてきた。マリビックの集落は、Pluto(冥王星)。
さらに奥地に人が定住し、その集落は"Star"と雑に名付けられた。

惑星の名前を使い切ったとは言え、雑過ぎるネーミングだ。
Starは原生林と接している、というか原生林を近年開拓して集落になった。
下の住民の飲料水や農業用のスプリンクラーの水の多くがここの湧水取られている。

生産者Ms. Criszalyn Casanes
BACOFAのCasher。明るい性格。
野菜の価格は、移動販売(=市場価格)の半額という安さであった。
新型コロナウイルスのおかげで、直販の仕組みが発達しつつある。

売れ残ったかぼちゃ20KG、オポ10KGを買い取ったが、1000ペソプラスだった。

Organic Egg 4Tray(30pcs/tray)    P1,000
Okura      1KG      P40
Luya        1KG     P180
Kalabasa 25Kg     P375
Tomato     3Kg     P75
Cucumber  6KG?  P120
Opo        22x 25  P550
Total                  P2,340
しょうが

オクラ

トマトは今年から初めて標高1300mより上で作り始めた。

オーガニックエッグ。美味。有精卵。
Brgy Rizal, Bansalan 

1個60-70G。3個で201G。大きい。

<メモ>
Farmers Collectiveという団体が、直販を行っている。
購入先は、BACOFA Coopと重なる。
価格は、公設市場価格と同じだが、品質は素晴らしい。
Marivic達からはさらに約半分の価格で購入。

フィリピンの農業の課題として、ミドルマン(仲買人)の層があつく、農家の収入が少ないことが課題として挙げられている。このような状況を改善するためダバオ市では、広大な敷地に大きな直販所をToril地区に建設した。

新型コロナウイルス対策を契機に、農民が各地で直販に乗り出しており、仕組みが改善される兆しが見られる。

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