Mt.Apoの野菜を住宅地で販売してみた 


5/13 Mt. Apoから農民からキャベツを持て余すほど購入。
隣の夫婦に気軽に「売ってよ」と販売を頼んだ。
奥さん(レスティー)がキャベツの外側の葉を取り除く作業を始め、30分後、写真の光景が目に飛び込んできた。


「フィリピン人って自由だな」
販売ライセンスは無い。
道路にテーブルを出す許可もない。
柔軟に対応している・・・。お客さんまで来ている。

前日(5/12)、Mt. Apoは朝から雨。農家は昼過ぎに山を出発。
ダバオ市の他の場所に野菜を配送しFrog Cafeに着いたのは21時。
待っていたが、もう私の家まで来る時間ではない。
私の注文した野菜とコーヒーサンプルはFrog Cafeに置いて帰っていった。

Frog Cafeはダバオ初のサードウェーブコーヒー店だが、封鎖中は、野菜の集積拠点になっている。コーヒー生産者の本業は野菜農家。

ここまで来ると、Frog Cafeの行っていることは、地域全体の発展を促進させる「フォースウェーブ(第4の波)」のカテゴリさせる活動と私は考えている。コーヒーの第4の波、それは、科学的な品質の究明、楽しみ方の追求、栄養教育・・・いろいろな発展の方向性が議論されている中で、私はコーヒーを通じて、農民や行政、民間企業が地域の社会経済を1つ1つ改善し経験的能力を蓄積し、またそのネットワークを構築していくことと考えている。

自家焙煎店や消費者からのフィードバックは開発計画に反映させるため極めて重要です。これまで途上国の農村への支援は主に生産の側面が重視され、収穫後売れるか売れないかはBlack Boxである場合が多かった。


農家は、生産して市場価格で販売するだけの存在であった。今後(コーヒーでは)、購入者・市場のニーズを理解して、付加価値を高め獲得していくことになる。それは一連のバリューチェーンのなかで改善が行われ、また関係者(生産者、行政、民間企業、NPO、消費者等)のネットワークも構築され、安定的かつ持続的な活動につながっていくものと信じている。

持続的農業を担保するその地域社会は、どのような能力を備え、ネットワークを構築しているのか、それはビジョン、ミッションに関係しています。別の機会に発展の方向性と分析の視点をまた提示したいと思います。


Frog Cafe店内は野菜であふれる

マンゴ、カラマンシーなど一部フルーツもある

本来、ジェネラルサントス市から輸出されるはずのマグロも、地元で流通しているらしい。
写真は、ダバオオリエンタル州Governor Generoso町で揚ったキハダマグロ

参照 ダバオ市のお薦めカフェ4選(2018年10月25日ダバオッチ記事)
https://davawatch.com/articles/2018/10/25/10623.html

個人的にDavao市でBestのRestaurantと認定しているBon Appetiteへ
日頃の感謝を込めて野菜を提供。一部はご近所さんへ。

キャベツを52KG/Sackを購入。
外側の葉、重量にして25%を落とすため、52x0.75=39KG
39KgxP55/Kg=P2,145で購入

隣の人に、販売を依頼。売り上げのうち、30%を渡す約束で。
単価はP70/KGに設定。

路上で販売。シビアに必要分だけを購入される方
というわけで、コーヒーだけでなく、今日は野菜販売でお手伝い。
新型コロナウイルスに対して最前線で戦っている方々に無料で、配布しても良いくらいであったが、キャベツでは嵩張るし、無料配布よりは現金が返ってきた方が良い。

客:「他の野菜は無いのか?ジャガイモは?カボチャは?」
太田:「ありますよ」
前回買った残りも、テーブルに置く。
太田:「価格は市場価格より、少し安くしておけば良いよ」





通りかかる人は、皆ご近所で知り合い。
奥さんのレスティーが「買っていけ」と声をかける。

売れ残った11KGは、翌朝、P60でサリサリストアに販売。2日で売り切り。
住宅地での販売のニーズを探る機会となった。


コーヒー生豆サンプルは水分含量を測定し、IKAWA Home Roasterでカッピング用に焙煎。

袋を開けて、最もフルーティーな香りがしたのはMarivicのナチュラル、BACOFA農協のナチュラル。

2日後に入手した6種と手元の3種を試飲します。

コメント

人気の投稿