CafeRes Japanに参加した11社の情報(社名、連絡先、製品など)


CafeRes Japanにはダバオから11社が参加しました。
11社の情報を以下にまとめておきます。

1. MALAGOS AGRI VENTURES CORP.
・電話:+63 (82) 221 8220
・主な製品:ダークチョコレート、焙煎カカオ豆、カカオニブ等
【コメント】
1)国際的なコンテストで様々な賞を受賞。
2)ダバオ市にチョコレートの体験型パーク施設を所有。
3)チーズも美味しい。(http://malagosfarmhouse.com/

2. NUTRARICH NUTRACEUTICAL INNOVATIONS
・電話:+63(82) 227 1053
・主な製品:チョコレートタブレア、その他カカオ製品
Contact Person: Harleen Moya U. Jao
Telephone No: +63(82) 227 1053
Mobile No: +63(917) 868 0588
【コメント】
1) 化学工学専攻の娘さんがココナツオイルを配合した滑らかなチョコレートディップを市場に送り出していました。原材料に占めるカカオマスの割合も大きく、十分に美味しかったのですが、定番商品にはなりませんでした。
2) 今回、クリーム感の強いドリアン・チョコレートを展示会で提供していました。ダークチョコの苦みとドリアンの甘さがマッチしていた。

3. EPL CACAO PRODUCTS
・電話:+63 (917)250 2226
・主な製品:チョコレート、タブレット、カカオパウダー、カカオニブ等
【コメント】
1)     SM Lanag, SM City Davao, Abrezza MallSM Premier Cagayan de Oroに支店
ダバオ市では、上記の大型モールに出店中。
チョコドリンクやカカオ含有量の高いブラウニーも販売。
珍しくカカオバター(ホワイトチョコの原料)も販売しているので、チョコを自作してみたい人はどうぞ。

4. Filipinas Oro de Cacao, Inc
・電話:+63 (917)250 2226
・主な製品:ダークチョコレート
【コメント】
1) 技術的に進んでいる
2) ダバオ市にクリオロ種の農園
3) 代々木上原に店舗出店予定(20189月頃)
商業モールに入居するのではなく、一軒屋のお店だそうです。
ここのスタッフの方とお話させてもらったことがありますが、大変博識でした。

5. Rosario’s Delicacies
Facebookhttps://www.facebook.com/RosariosDelicacies/
・電話:+63(917)717 2417
・主な製品:冷凍ドリアン、ひまわり、チョコレート
【コメント】
ここは、フィリピン大学農学部を修了した夫婦が経営。夫(ネル)がFarm、妻(アユェット)が食品加工という役割分担。アユェットは、昨年までダバオの食品加工業者組合会長、今年はミンダナオカカオ開発評議会の役員を掛け持ち。チョコレートも新作や展示用の大きな造形に意欲的に取り組んでいます。

二人とも大学を出ているから、子供に勉強をさせているのかと思いきや、種銭を渡して、ビジネスを実践させていたのには舌を巻きました。

さて、この二人のお父様は、ドリアンがダバオに普及するきっかけとなった人です。
また何種類か品種を同定された経歴などにより農業省から表彰を受けています。ダバオで美味しいドリアンが食べたい場合は、バンケロハン市場の薬局の向かいのRosario’s Delicaciesまで。好みを伝えれば、合う品種をスタッフが選んでくれます。ドリアンに関しては、私の知る限り、ここがフィリピンで一番品質が良い。

   
Duyaya種。美味。
   
6. MS3 AGRI-VENTURES
Facebookhttps://www.facebook.com/RosariosDelicacies/
・電話:+63(917)717 2417
・主な製品:ダークチョコレート、タブレア、カカオニブ、カカオティー、カカオパウダー
【コメント】
最近、イギリスの国際的なコンテストで受賞した実績を持つ新興のメーカー。
サンプルを2度もらい、試食しましたが美味しかった。
ムスリムの夫婦が経営。CafeResのブースでは、女性(妻)の方が、堂々としていて同じイスラムといってもパキスタン等とは違う印象です。
カタールに親族がおり中東に進出しているとのこと。



7. AHYA COCO ORGANIC FOOD MANUFACTURE CORP.
URLhttp://ahyacoco.com/
・電話:+63(82) 221 1609
・主な製品:ココナッツウォーター、ココナッツジュース、ココナッツクリーム、ココナツミルク、乾燥ココナツ、バージンココナッツオイル
【コメント】
缶入りのココナツ製品のリーディングカンパニー。
ヨーロッパ、中国、台湾、韓国と取引あり。

8GREATER DAVAO AGRI PROCESSING CORPORATION
・電話:+63(82) 225 4165
・主な製品:ココナッツウォーター、ココナッツジュース、ココナッツクリーム、冷凍ココナツミルク、乾燥ココナツ(低脂肪、高脂肪)、バージンココナッツオイル、ココナツリカー(チョコレート原料。酒ではない)
【コメント】
低脂肪の乾燥ココナツは珍しい。基本的に低脂肪乾燥ココナツと高脂肪乾燥ココナツの製造方法は同じ。しかし、ココナツの果肉に圧力をかけ、ミルクを抽出した残りを低脂肪乾燥ココナツに使用する。高脂肪乾燥ココナツには圧力をかけない。
中国に輸出実績あり。


9. Cocolife Multipurpose Cooperative
 ・電話:+63(917) 721 4835
・主な製品:バージンココナツオイル
【コメント】
フィリピン国内販売のみ。
ここだけが農業協同組合で、コンポステラバレー州から唯一参加。
Pantukan町に事務所を構える。会長はルディ・アン氏。月間最大20トン生産。従業員数は15名。訪問したことがないのでFBを見てみました。
フィリピンの農協にしては立派で、施設は同州でも指折りの規模と考えられます。
(引用元 https://www.facebook.com/CocolifeMPC/

10Mt. Apo Civet Coffee, Inc.
Facebook:  https://www.facebook.com/mountapocoffee/
URL: http://crocodilepark.ph/ (クロコダイル・パーク)
Facebook: https://www.facebook.com/mt.apohighlandresort/ (Mt. Apo High Land Resort)
 
 電話:+63(82) 286 8883
主な製品:コーヒー生豆、焙煎豆、Apo Civet Coffee(ジャコウネココーヒー)、チョコレート(クリオロ種使用)、クロコダイルの皮製品(ベルトや財布など)
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地元の名士の方が経営。
ダバオ市内に動物園(クロコダイル・パーク)を経営。希少な生物も飼育されています。
外の売店では、シベット・コーヒーや、自家製チョコレートとダチョウの卵で作った濃厚なアイスクリームを販売しています。コーヒーやアイスクリーム、革製品を買うだけなら入場料は不要です。ダバオにこられたら、是非足を運んでみてください。
(引用元クロコダイル・パーのHP http://crocodilepark.ph/

 
売店は、クロコダイル・パークの外にあるので入場料は不要。売店横の焙煎施設で、不定期に焙煎。コーヒー生豆の生産規模は、年間数トン。シベットコーヒーはその一部になります。
トップの経営者は、SNSを使って部下に指示を飛ばしています。部下も、写真をさっとアップロードして報告しており、効率的な意思疎通が行われています。

また、ダバオ市から車で2時間、アポ山の中腹標高約1,200mのところに、Mt. Apo High Land Resortを経営。
(引用元Mt. Apo High Land Resort https://www.facebook.com/mt.apohighlandresort/)

11Pistacia Mindanao Coffee Export, Inc.
電話:+63(82) 287 3083
主な製品:コーヒー生豆、ニッパシュガー、カカオ、ワイルドハニーなど
コメント
唯一日本人系経営の会社。主に取り扱い先は日本。
Mt. Apoのコーヒー(南ダバオ州)を主に取り扱っている。


20183月に貿易産業省ダバオ地方事務所からCafeRes Japan参加の打診を受けた。
会社設立の理念の1つが、ミンダナオの優れた産物を輸出することを通じて、農民/地域社会システムの能力を育成することであり、行政および民間セクターと連携して展示会に参加することは理念に適っており、また日本人の強みを活用して橋渡しの役割(調整、通訳業務)を積極的に担うことになった。

以上、参加した企業の情報(社名、URL、連絡先、製品)を簡単にまとめました。

3日間、慶応大学の学生2名が通訳として参加。フィリピン及び日本人関係者の皆が高く評価していました。真面目で、初めてのイベントにも拘わらず非常に高い適応力を示し、大変助けられました。学生さんから日本人とフィリピン人の人間関係の距離に関する面白い意見もあったのでまた別の機会に考察を加えて書いてみたいと思います。

最後になりましたが、フィリピン大使館貿易投資部、フィリピン国貿易産業省ダバオ地方事務所の多大なご支援によって無事イベントを終えることが出来ました。深く感謝申し上げます。

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